「ちゃんとやっているのに、なぜか毎日が忙しい」
「一日が終わると、疲れだけが残っている」
もしそう感じているなら、
それはあなたの努力不足でも、段取りのセンス不足でもありません。
原因はもっとシンプルで、
生活の中に“見えないムダ”が紛れ込んでいるだけです。
しかもこのムダ、
気合や根性では見つけられません。
今日はそのムダを、
紙1枚で、誰でも、再現性高く見えるようにする方法をお伝えします。
なぜ「やることリスト」ではムダが見えないのか
多くの人は、生活をこう捉えています。
- 洗濯
- 掃除
- 料理
- 片付け
一見すると正しそうですが、
この捉え方には大きな落とし穴があります。
それは――
「作業」で見ていることです。
作業で見ると、
- どこが重いのか
- どこで時間を失っているのか
- なぜ疲れるのか
が、まったく見えてきません。
ムダは「作業」の中には隠れたままだからです。
生活は「作業」ではなく「行動」の集合体
ムダを見つけるには、
生活を**作業ではなく「行動」**として分解します。
たとえば「洗濯」。
作業として見ると「洗濯」ですが、
行動として分解するとこうなります。
- 洗濯物を集める
- 洗剤を探す
- 洗濯機に入れる
- ボタンを押す
- 終わるまで待つ
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- しまう
ここまで分けて、
ようやく生活の正体が見えてきます。
**生活は「行動の連なり」**です。
STEP1|紙に「行動」を全部書き出す
用意するのは、紙1枚とペンだけ。
ポイントは3つです。
- きれいに書かなくていい
- 正解を考えない
- 思い出しながら全部出す
「朝起きてから夜寝るまで」
もしくは
「洗濯が終わるまで」など、
テーマを1つ決めて書き出します。
この時点では
多い・少ないを気にしなくてOKです。
STEP2|行動を「数える」
次にやるのは、
行動を数えることです。
- 何回動いているか
- 何回探しているか
- 何回迷っているか
たとえば、
- 洗剤を探す:3回
- ハンガーを取る:10回
- 干す場所を考える:毎回
ここで初めて、多くの人が気づきます。
「こんなにやってたのか…」
ムダは、
“感覚”ではなく“回数”で見た瞬間に姿を現すのです。
STEP3|「しんどい行動」に○をつける
次は、
書き出した行動の中で
- 面倒
- 後回しにしたくなる
- 気が重い
と感じるものに○をつけます。
時間がかかるかどうかは関係ありません。
感情が重い行動が重要です。
なぜなら、
生活を壊すのは「時間」より
**「気力を削る行動」**だからです。
見えてくるのは「あなたの問題」ではない
ここまでやると、
ある共通点に気づきます。
- 毎回探している
- 何度も動いている
- その都度迷っている
- 終わっても元に戻る
これは性格の問題ではありません。
構造の問題です。
そして、この構造は
多くの家庭で驚くほど似ています。
次の記事で扱う「4つのムダ」
ここで見えてきた行動は、
すべて次の4つに分類できます。
- 探すムダ
- 動くムダ
- 迷うムダ
- 戻すムダ
実は、
生活のムダはこの4種類しかありません。
次の記事では、
この「4つのムダ」を軸に、
なぜ生活が回らなくなるのかを整理します。
まとめ|ムダは気合ではなく、分解で見える
- 生活は「作業」ではなく「行動」
- 行動を書き出し、数え、重さを見る
- ムダは努力不足ではなく構造の問題
まずは今日、
紙1枚だけやってみてください。
完璧にやる必要はありません。
途中でやめても大丈夫です。
それでも、
「見えなかったもの」が
確実に見え始めます。
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